宝塚歌劇の創立100周年に合わせ、兵庫県宝塚市内のホテルで4日、幅広い世代の元タカラジェンヌたちが集い、記念の年を祝う“世紀の大同窓会”が開かれた。

 歌劇団の卒業生の有志が幹事となり、名簿を頼りに参加を募った。幹事の1人で61期生の優ひかりさん(57)によると、終戦前後に入団した世代から数年前までの卒業生約820人から参加の返事があった。

 街中に満開の桜が咲く中、思い思いのおしゃれをした卒業生たちが来場。同窓会の開催を幹事に提案した37期生の太田珠々子さん(81)は「昔に戻ったよう。今でも心はみんな“乙女”です」と笑顔で話した。会場には元トップスターの榛名由梨さん(68)も駆けつけた。

 宝塚大劇場では同日夕、歴代スターが出演する「夢の祭典」が開かれるが、優さんは「スターも、スターではない人も『同じ釜の飯』を食べて歴史をつくってきた。世代の違う卒業生が、みんなで楽しめる会にしたかった」と話している。