俳優堺雅人(40)が15日、都内で行われたWOWOWドラマWスペシャル「パンドラ~永遠の命~」(27日午後10時放送)の制作会見に出席した。

 “ガンの特効薬”や“飢餓を救う食物”など革命的な発明で“パンドラの箱”を開けてしまった人々の運命を描いてきた同局オリジナルドラマシリーズの第4弾。過去3作では三上博史、佐藤浩市、江口洋介がそれぞれ主演を務め、今回はクローン技術がテーマで、天才医師を演じる堺は「再生医療というタイムリーなテーマを扱っていて、気軽に見られるけれど考えさせられる大人のドラマ。期待してほしい」とアピールした。

 その上で「もし、自分のクローンがいたら」と聞かれると、「作品が6歳の自分のクローンと出会うという設定だったので、6歳のときのアルバムを見てみたら、特に戻りたくない、面倒くさいだけだなと」と大笑い。「苦手な白身魚が大人になったら食べられるようになりますと教えてあげたい」とささやかな願望を明かした。

 初タッグを組んだ河毛俊作監督は、堺について「最近の堺さんがなさっている役と違って、今回はあまり動き回らず、テンションもいきなり上がったりしない。スポーツカーが止まっていても速く見えるように、堺さんはちょっとした目の動きだけで風を起こせる俳優だと思う」と絶賛のコメント。堺は「目の動きで風を起こせる俳優だとは自覚していなかったので、これからどんどん風を起こしていきたいですね」としきりに照れていた。