TBS系ドラマ日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」(27日スタート、日曜午後9時)の特別試写会が20日、都内で行われ、主演の唐沢寿明(50)ら出演者が参加した。

 原作は同じ放送枠で大ヒットしたドラマ「半沢直樹」の作者でもある人気作家池井戸潤氏。不況の波と同業他社との闘いで倒産寸前に追い込まれた中堅精密機器メーカー青島製作所の存亡と、同社の名門社会人野球部の存続をかけた攻防を描く。

 今期は日本テレビ系でも池井戸氏原作のドラマ「花咲舞が黙ってない」が放送されており、同作は16日の初回放送が視聴率17・2%を記録した。

 唐沢は「他局は見ていないので分かりませんが」としたが、本作については「初回を見て、自信ありますね。よく出来てると思うし、気持ち的には『半沢直樹』を超えてるな、と」と手応えを見せた。

 その話しぶりから客席に笑いが起こると、「笑うと倍返しするぞ!」とウイットに富んだ切り返しで、さらに笑いを誘った。

 「半沢直樹」で堺雅人演じる主人公と敵対する浅野支店長役を演じた石丸幹二(48)は、本作では野球部存続に奮闘する総務部長兼野球部長役で“いい人”に。

 「悪い役じゃなくてよかった。前回、マニラまで飛ばされちゃったので、今回はどこにもいかないようにしたい」と笑わせた。