明石家さんま(58)が、自身が「面白い男」になった理由を、19日に放送されたMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」の中で語った。

 この日はゲストにアイドルグループ・Juice=Juiceの金沢朋子を招き、兄弟や家族に関するトークを展開し、「姉妹が多いから1人っ子にあこがれていた」という金沢に、「気持ちが分かる」と意外にも同意。その上で、自身も次男であるさんまは、兄弟たちばかりを気にかける親や親戚たちに対して、やきもちを焼いていたという子供時代の思い出を披露した。

 「多分、(親たちに)ほったらかしにされたんやろ?

 それで『アンタは大丈夫よね、1人で』って言われたんだ」と、金沢の反応を導きながら、「俺もそれがイヤやったわ」と言い、「末っ子なんか一番腹立つ。次男からすると、『この甘えた野郎』っていう」と、兄弟の中でも最もひいきにされていたという末っ子に対する恨み節も。そして、自身は目にかけられない悔しい状況を打破しようと策を練り、「親戚にみんな集まるじゃない?

 その時にアピールして。親戚は俺のモノにしようとして、面白い男になったのよ(笑)

 家では、兄貴ばっかり構われるから、親戚は俺のモンにしようと思って、親戚中のおっさん、おばさんをみんな笑わせて」と、その悔しさが現在のさんまの芸への土台作りとなったことを明かした。

 家族の中で構われない寂しさが、幼いさんま少年の目を家の外へ向けさせ、「向かいのおっちゃんを笑わしたるとか。そっち側の人気者に」なる方向へ向かわせたという。

 今やお笑い界を暴れまくる“怪獣”だが、幼い頃を過ごした杉本家で、その才能が育まれていたようだ。