千葉県警は24日、新人警察官の募集活動をする「特別リクルーター」に船橋市の非公認キャラ、ふなっしーを任命した。

 地元を愛し、ボランティアで東日本大震災の被災地支援などを続けているふなっしーの姿が、県民のために働く警察官のイメージと重なり、協力を依頼した。

 県警本部での式典で伊藤泰充警務部長から委嘱状と「特別リクルーター」と書かれた特大名刺を渡されたふなっしーは「すばらしい警察官を募集して、犯罪なっしーでお願いしますなっしー」とコメントし、体を傾けてポーズを決めた。名刺は今後、ふなっしーが参加するイベントなどで配るという。

 県警によると、今春採用した大卒男性の募集人数は214人で、3年前の春採用の募集と比べほぼ倍増した。これに対し、採用試験の申込者数は2000人前後で横ばいが続き、実際には受験しない人もいるという。

 警務部は「ふなっしー人気にもあやかり、多くの若者にやりがいのある仕事に関心を持ってもらいたい」としている。

 県警では現在、200人以上の男女の現職、元職警察官がリクルーターとなり、出身高校や大学の後輩を勧誘する活動を行っている。