演歌歌手山本譲二(64)が24日、東京・渋谷公会堂でデビュー40周年記念コンサートを行った。新曲「放浪(はぐれ)酒」や「みちのくひとり旅」など13曲を、2回公演の約4000人に披露した。

 「18歳で上京してきた時は、プロで40年も歌い続けることができるなんて思ってもいませんでした。特につらかったことは、急に耳が聴こえなくなった時と妻が乳がんを患った時です。以前、元師匠(北島三郎)に長く続ける秘訣(ひけつ)を聞いたら、『秘訣なんてない。ただひとつ人間性だ。とにかく自分を磨け』と言われました。今でもそれを忘れないようにしています」と振り返った。