マラソンとヨットで地球を一周する「アースマラソン」を完走したタレント、間寛平(64)が10日、70歳でマスターズ陸上競技会へ出場することを目標に、練習に専念できる環境を求め、岐阜県多治見市へ移住計画を立てていることを明かした。

 寛平はアースマラソンの途中で、前立腺がんを患い克服。帰国後は、7年前からマスターズ出場への種目候補として取り組んできた、砲丸投げの練習に本腰を入れている。

 寛平はこの日、難病の子供を応援するチャリティー「第4回WCSウオーキング大会」の出発前、トークイベントに出演した。その中で毎晩6時半から8時半まで、2時間かけて夕食をとり、なぜか食後にコーヒーとわらび餅を食し、午後9時に就寝。朝は6時前に起床する健康ライフの秘密を明らかにしていた。

 集まっていた市民ウオーカーを見送った後、取材に応じた寛平は「早う起きて毎朝、公園で砲丸投げてんねん」と、移住計画の端緒を口にした。

 マイ砲丸を4個購入し、練習を繰り返しているが、距離は最高8メートル半までしか伸びず。専門家の指導を受け、ひじの位置に注意する新フォームに改造中だが、夢のマスターズ出場へは遠い道のりと痛感。練習に専念できる場所を探し「多治見にええ競技場見つけてん。近くに家賃1万5000円ぐらいで、2間ほどのアパート借りよう思うて探してるところ」と語った。

 多治見の魅力は「ほかの場所やったら、どうしても(飲食や遊興の誘惑に)迷うねん。あ、あそこにスナックあんな、とか。でも、多治見のとこは、周りに山しかない」といい、移住は本気の模様。ただ、明石家さんまら芸人仲間には「まだ誰にも言うてない。言うたらめっちゃ怒られるやん。でもな、5年後に70歳でマスターズ出たいねん。夢やねん」。移住は2年後を目指し、仕事には多治見から通う算段だ。

 「5年後、見といてみ!

 めっちゃ、笑わしたんで!

 え?

 感動させる?

 ちゃう、ちゃう、笑わせたる」と、寛平流で、砲丸投げでマスターズ出場への本気度を表現した。

 また、前立腺がんの予後については、定期的に検査は受けており「医者がおかしい、いうぐらい、血液検査もきれい」といい、体調に不安はないようだ。