フジテレビの亀山千広社長(57)は30日の定例会見で、4月改編の新番組の視聴率低迷について「新番組はすぐに結果が出ない。特にバラエティーは認知まで時間がかかる。この苦しさはドラマの不調に尽きる」と話した。

 4月期のフジテレビ系のドラマで最高視聴率をキープして、29日は12・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった「続・最後から二番目の恋」(木曜午後10時)については、「もう少し伸びてくれてもいい。あと2~3%の上積みを狙っていた。でも、実質はもっといってる気がする。僕のところに10人くらいが『面白い』と言って来たけど、リアルタイムで見ている人がいない。ムーブメントを起こし、流行にならないとリアルタイムでは見てくれない。苦難の時代とも言える。良質のドラマでありながら、どこまで話題をつくれるかだ」と話した。

 また、一部週刊誌で報道されたバラエティー「テラスハウス」(月曜午後11時)については「そういうものがあれば、現場に徹底していかなくてはならない。セクハラはあってはいけない。パワハラはある意味徒弟制度の現場だが、逸脱してはいけない。調査もしている」と否定した。