女優の能年玲奈(20)が29日、以前に“ラブレター”を送った女優の宮本信子(69)から、その返事を受け取ったことを自身がレギュラーを務めるラジオ番組内で明かした。

 TOKYO

 FM「SCHOOL

 OF

 LOCK!」のコーナー「GIRLS

 LOCKS!」を週替りで担当している能年。5月1日放送回では、「拝啓、好きな人」と題して好きな人に思いを込めて手紙を書く企画が行われ、能年は昨年放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で共演した、ヒロイン天野アキの祖母“夏ばっぱ”こと宮本への想いをしたため、慣れない撮影現場で多くのアドバイスを与えてくれた大先輩女優への感謝の気持ちを明かしていた。

 なんとその宮本から返信が届けられたという。能年は「…すごい、うれしいですね。なんだかもったいなくて、まだ開けずにとっておきたい気持ちと、早く読みたい気持ちと…なんだか不思議な心境です」と戸惑いながらも、その手紙を朗読で披露した。

 その手紙には「お久し振り!

 アキ、お手紙ありがとう。何度も読み返しました」と、能年の演じた役名で書き出され。「ずーっと私は、不思議な気がしています。『あまちゃん』とっくに終わってしまったのに、次の仕事もしているのに、夏ばっぱは、あの袖ヶ浜でアキと共に、生きているような気がするのです。こんな気持ちは初めてなの。アキはどうですか?」と、今もなお「あまちゃん」の思い出が色濃く残っていることが明かされた。

 そして、宮本が共演当時の能年を「アキ、ありがとう。二人の芝居は、本当に心が通じ合っていました。確信しています」と振り返るとともに、あらためて“女優・能年玲奈”に向けた「他人に色々言われても、気にしないでね。能年さんのすてきなところ…まっすぐ、純粋…失わないでね」とのエールがつづられた。

 宮本からの手紙に、「うわー……うわー……うれしい……すごい、素晴らしいお返事を頂いてしまいました。……うれしい。ちょっと泣きそうですが(笑)」と、その後も「うれしいです」を連発して感激をあらわにした能年。「宮本さんのような女優になるのはまだもう100万年早いですが、がんばって歩みたいと思います。本当に生涯の宝物です!大事にしよう…そして、がんばろう」と意気込みを語り、「宮本さん、本当にありがとうございます。そして夏ばっぱ、ありがどうございます!」と、最後は宮本と夏ばっぱに感謝した。