元AKB48の篠田麻里子(28)が3日、大阪市北区のMBSで、出演ドラマ「家族狩り」(TBS系、金曜午後10時=4日スタート)試写会に、共演の伊藤淳史(30)とともに出席し、実は「私、キレやすいんです」と告白した。

 試写会でのあいさつ後、取材会に出席した篠田は「私もよく、感情を爆発させるので」と、意外な性格を打ち明け始めた。

 同作は直木賞作家、天童荒太氏の同名小説を映像化。一家心中事件を機に、3家族の様子を通して、家族とは何かを問う人間ドラマ。篠田は父(遠藤憲一)に反発し、非行に走ったが更生し、娘を持つ母親役。

 「つねに父親を恨んでいる役なので、いつも怒ったり、感情を爆発させたりする役でした。でも、私もそういうタイプなんです」

 AKB48時代は、マイペースで知られ「メンバーの前では、そういう面は出さなかった」そうだが、実際には日常でよくキレているそうだ。

 「地味にキレるというか、今日も新幹線で自分の荷物を枕にして寝てたら、首が痛くて目が覚めて『あ~イライラする!』と口にしてました」と言い、日常生活では、よく怒っているそうだ。「でも、こんな感情を爆発させる役は初めてだったので、そんなイラっとする気持ちも『あ、これ役に使えるな』とか、そんなのばかり考えてました」と言い、自分の性格も役柄に反映させていた。

 初めての母親役には、感情を知ろうと、友人の子供2人(4歳女児、1歳男児)を預かり、実際に生活してみたという。「でも、お母さんのおっぱいしかダメだったりして、そういうところでも、親子ってそんな感じなんだって勉強になりました」。実生活から役柄になりきろうと、こん身の役作りをしていたそうだ。

 ただし、役に入り込みすぎたのか、設定では犬猿の仲になる父親役を演じていた遠藤憲一に怖がられた逸話も。「自分ではニコニコしてあいさつしたつもりだったんですけど、遠藤さんに『怖いよ』ってひかれました…」とも打ち明けた。

 そんな篠田の“笑撃”告白に、伊藤も爆笑。ただし、劇中での共演はなく「からみがゼロだったので、完成した作品を見て、全然(自分が篠田に抱いていた)イメージが違うので、びっくりしました」と話していた。