元わらべのメンバーで、精神保健福祉士として活動する高部知子氏(46)が6日、都内で行われたセミナーで依存症に関する講演を行った。

 現在は、精神保健を専門に、依存症治療や青少年の薬物乱用防止の普及活動なども行っている。13年には、東京都認定薬物専任講師の資格も取り、小中学校に出向いて、薬物に関する講演を行ったこともあるという。

 セミナーでは、覚せい剤取締法違反(所持と使用)で起訴され3日に保釈されたASKA被告(56)にも触れ、「病院の治療だけでは、ドクターにも限界がある。メンタル面の回復が大事で時間もかかる」と話した。

 また、最近は脱法ハーブを使用したことで起こる事件も頻発しており「使用するとどういう事が起こるのか。軽く扱われているところもある。ある意味、覚せい剤など使用されてきた薬物よりも怖い」と警鐘を鳴らしていた。