女優井上真央(27)が主演する来年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の新たな出演者11人の発表が11日、都内の同局で行われた。

 幕末の志士吉田松陰の妹杉文(ふみ)の生涯を描く作品。主人公の母を檀ふみ、父を長塚京三、姉を優香、杉家の長男を原田泰造が演じるほか、伊藤博文を劇団ひとり(37)が演じる。

 同作品は、6月の会見で吉田松陰を伊勢谷友介、高杉晋作を高良健吾、久坂玄瑞を東出昌大が演じることが発表された。

 劇団ひとりは「プロデューサーの方が楽屋にあいさつに来て、『イケメン大河ですから、イケメンにしかお願いしない。なのでお願いしました』と半笑いで説明されました。うまくやっていく自信がないけど頑張ります」とあいさつして会場を笑いに包んだ。

 大河ドラマ出演については「オファーに驚きました。まして伊藤博文という大役。ボクがやっていいのかと思ったが、スタッフが『大丈夫です。伊藤は、ああみえて、意外とちゃらちゃらしている部分があるのでピッタリです』と言ったのでやることにした」と語った。

 同局も伊藤について「人に好かれた人物でインテリジェンスもある。心のイケメンです」と説明した。

 他に奥田瑛二、北大路欣也、石丸幹二、瀬戸康史、要潤、大野拓朗が出演する。