アルピニストの野口健氏(40)が、訪問していた韓国で日本人であることを理由にタクシーに乗車拒否されたことを14日、自身のTwitterで明かし、「日本人旅行者が減るのも無理はない」と不満をあらわにした。

 日韓関係の悪化が問題視されている昨今だが、現地で日本人差別を受けたという野口氏。「韓国訪問の時にタクシーに乗っていたら運転手に『日本人か?』といわれ、『そうだ』と答えたら『車から下りろ』と」と、その顛末についてつづった。下車したものの運転手は運賃を支払うように要求してきたそうで、「頭にきて一銭も払いませんでしたが。当たり前でしょ」と怒りをあらわにした。

 タクシーだけでなく、釜山市でサウナに入っていた際にも同じように差別を受けたという。「日本人か?」と尋ねられ、店から追い出されたそうだ。

 韓国についてはその時の印象が強く残っているという同氏。韓国への日本人観光客が激減していることが伝えられているが、この経験から野口氏は「一部の人の対応かもしれないが日本人旅行者が減るのも無理はない」とコメントしている。