お笑いコンビ、カラテカの入江慎也(37)が23日、都内で著書「社長が落ちる接待力」(双葉社)を体を張ってアピールした。

 この日、入江が訪ねたのは、プロレス団体W-1社長でレスラーの武藤敬司(51)。本を手渡すと道場のリングに上がり、武藤社長を絞め落とそうと、こん身のスリーパーホールド(裸絞め)をかけた。武藤はこれを軽く外すと、新日本時代にUWFとの対抗戦で、高田延彦をギブアップに追い込んだ必殺の足4の字固めをきめた。入江は痛がりながらも、本を手にして「どうかよろしく」と声を絞り出した。

 その後、リングを降りて対談を開始。入江は「こんなに痛い会見は初めて」。武藤は「足、短いね。手加減しようにも、短すぎてガチッとはまっちまったよ」と笑った。

 入江が、経営のコツを尋ねると、武藤は「特にねえな。去年、団体を乗っ取られちまったくらいだから。この会社も出来たばかりで、どこまで持つかな」とひとごとのように答えた。

 入江は「この本を読んでください。100人の社長とお付き合いさせていただいている僕が書いたコミュニケーション本であり、ビジネス本です」。

 武藤は「おまえ、そんなに社長を知ってるのか。紹介してくれよ。チケット販売に協力してくれ」。

 これには入江も「社長たちはチケットは買ってくれるんですけど、なかなか、会場に来てくれませんよ。チケット売れても、ガラガラじゃ困るでしょ」と返答。

 武藤は「とりあえず、チケットが売れればいいよ。経営のことは周りの社員に任せても、俺はプロレスに戻れば一番と自信がある。お前も自信を持って頑張って、社長になっちまえ。そして俺のタニマチ(スポンサー)になってくれ」と話した。