お笑いコンビ、キングコングの西野亮広(34)が25日、お笑いコンビの解散が相次いでることについて残念な気持ちを自身のFacebookにつづった。

 「最近、芸歴10年を超えたコンビの解散が相次いでいて、胸が締め付けられる」と切り出した西野。すべてのお笑い芸人が生き残れるほど甘い世界ではないことは承知していると前置きした上で、「それでもお笑いを観に来る人の数が、たとえば今の3倍いたならば、『解散』ではない他の選択肢もあったんじゃないかと思ってしまう」と、ライブや劇場に来る客が減っている現状が、相次ぐコンビ解散という状況につながっていることを指摘した。

 お笑いライブへの来場者が減っているという現状にありながら、来客増加を目指すための改善はされておらず、西野は「僕たち芸人はシステム作りを圧倒的にサボッている。少なくとも、ネタ作りや、大喜利の答えを考える熱量で考えられていない」と自戒。自身は独演会のチケット2000枚を手売りして完売させるなど、新たな試みを行ってはいるが、まだ自身では納得できていない様子。「お笑いが一番じゃなきゃ嫌だ。絶対にイヤ」という西野は、お笑いをやめてほかの職業へ移らざるを得ない芸人たちに複雑な思いを抱きつつ、「なので、もう少しジタバタしてみる」と、お笑い芸人を取り巻く状況の改善を模索しているようだ。

 この数年内に解散したお笑いコンビでは、芸歴20年を超えたハリガネロックをはじめ、アームストロングやビーグル38といったコンビも芸歴10年を超えるベテラン。そのほか、少年少女やミルククラウンといった10年選手たちも解散。25日には2002年結成のコンビ、ライパッチも解散した。