NHKは31日、都内で、来年3月30日スタートの連続テレビ小説「まれ」(月~土曜午前8時)のヒロイン発表会見を行い、女優土屋太鳳(19)が主演を務めることが発表された。土屋は、2020人の応募者からオーディションで選ばれた。

 土屋は放送中の連続テレビ小説「花子とアン」でヒロイン花子(吉高由里子)の妹もも役で出演し、11年に放送された井上真央主演の「おひさま」にも出演した。今回ヒロインとして出演することに、土屋は「『てっ』ですね」と「花子とアン」に出てくる甲州弁で驚きを表す言葉で感想を語った。会場に姿を見せた際にも報道陣の多さに「すごーい」と感激。30日に初めて起用を聞いたとし「ホワーという感じでした。涙が止まらなくて。地道にコツコツやってきたので、やっとヒロインの希(まれ)ちゃんに会えたという感じがしました」と紹介した。最終審査では「チャンスをください」と訴えたという。

 また、吉高からは「お姉やんはいつも笑顔で、最終審査の前に私の両手を握って『私のパワー全部あげる』と言われ、結果を報告したら『涙が止まらないよ』と喜んでくれました」と紹介。ヒロインとしては「撮影はチームワーク。チームの一員として作品と作ることに集中したい。ヒロインと一緒に成長したい」と語った。

 きまじめで安定を好む女性が公務員を辞めパティシエを目指して成長する姿を描く。