歌手JUJU(年齢非公表)が27日、東京・港区のBLUE

 NOTE

 TOKYOでライブを行い、5日間のデビュー10周年企画ライブ第2弾「JUJU

 JAZZ

 LIVE

 2014」を終えた。9月17日発売の新曲「ラストシーン」など12曲を歌った。最後にはJUJUとデュエットできるオーディションの開催が発表された。

 肩と背中を出したセクシーな黒のドレスで登場した。同会場は、普段のライブと異なり、お客さんは座って、食事やお酒を楽しみながら、音楽を聞ける。JUJUは「どの公演も、お酒を飲みながら見てほしいと常に考えているのですけど、それができる唯一の場所」と大喜び。その後、客席に「おいしいですか」と、陽気に話し掛けた。

 7曲目からは続けざまに「INFATUATION」と「夜の果て」を歌った。偶然にも、どちらも同じ人との出会いと別れを歌った曲だったと4日前に気づいたといい、「ニューヨーク時代にあったことをダイジェストで知ってもらえたらと思います」と笑った。

 5日間の特別ライブ企画第2弾もこの日が最終日。アンコールでは「4日間でやらなかったことをやろうと思います」と切り出した。さらに「前の4日間で来た方には内緒にしてほしい」とくぎを刺し、新曲「ラストシーン」を初披露。歌う前は「はじめてのことなのでドキドキ」と緊張気味だったが、見事な美声を響かせた。観客を魅了した。

 最後には、JUJU×DAM「RORD

 TO

 ジュジュ苑オーディション」の開催が発表された。10月12日に、さいたまスパーアリーナで開催される公演で、JUJUと2人でデュエットできる権利を得られるもの。JUJUは「ステージ上で、私の曲を(歌いましょう)オーディションに参加してくれればと思います」と呼び掛けた。

 またカバー曲を中心に構成される人気ライブ「ジュジュ苑」の誕生経緯も語った。当時から歌手として活動していたが、「スナックに行くのが好きで、(歌うと)『お姉ちゃん、歌うまいね。歌手なった方がいいよ』と言われた」。そこで周囲からリクエストされ、応えていたら、場が盛り上がった。「いいなと思った」。それが、カバー曲でライブをつくろうと思ったきっかけだった。思わぬ秘話に会場は笑いに包まれていた。