ヘルニアを伴う脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)のため長期休養中だったベテラン漫才コンビ、横山たかしひろしの横山たかし(65)が8月31日、大阪市内の病院を退院し、道頓堀角座「DAIHATSU

 MOVE」の舞台復帰した。

 舞台では、おなじみの金色スーツ姿に赤いハンカチを握り、観客を沸かせた。

 舞台後にはひろし(67)と取材に応じ、闘病生活について明かした。お見舞いに訪れたますだおかだの増田英彦(44)からは意外な手みやげをもらったという。「増田は官能小説を持ってきた。でも小さい字は読めないので、男性看護師にあげました」と笑わせる場面もあった。

 退院した現在の病状については「歩けるのは歩けるけど、バランスが取りにくい。(10段階の)5くらい」。ひどい筋肉痛にも悩まされているというが「来年の1月には、完璧な状態にしたいね」と意気込んでいた。

 9月初旬に予定されている地方での営業には「リハビリやと思ってやらんとね」と話した。ひろしも「闘病中の話も生かして、また違う漫才が出来るかな」と期待していた。

 たかしは1月末に入院し、3月末から長期休養。4月、6月に手術を受けるなど、入退院を繰り返した。筋力をつけるために毎日1時間ほどのリハビリに励み、自主的にも病院内を歩行器で歩くなどしていたという。今後も週3回ほど自宅でリハビリに取り組む予定。