プロ野球パ・リーグの首位攻防第1ラウンド「ソフトバンク-オリックス」戦のパブリック・ビューイング(PV)が2日、大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われた。

 NGKでのPVイベントは過去に阪神戦があるが、パ・リーグの試合は初めて。南海時代から鷹党の間寛平(65)らソフトバンクファン、近鉄時代からバファローズびいきのハイヒール・モモコ(50)らオリックスファンが集まり、両軍びいきの芸人が盛り上げた。

 試合はオリックスが先制し、ソフトバンクが逆転、9回にオリックスが4-4と同点に追い付き、延長戦12回で引き分け。5時間近い熱戦になり、モモコは、客席に向かい「また(PVを)やろな、絶対やろ」。パ・リーグPVイベントのレギュラー化を約束した。

 対する寛平も、テンションは高く、オリックスファンから「かい~の、やって~」と言われたが「薬塗ったから治ったわ」と一蹴して応じず。とはいえ、客席のファンとは気さくに会話しながら、1プレーに集中して、声をからした。

 熱い戦いの裏で“悲劇”も起こった。オリックスびいきのたむらけんじ(41)は、3回裏から参加。到着時は、オリックスが3-0とリードしていたが、すぐに逆転され劣勢に。すると、7回終了時点で、客席のオリックスファンから「いったん(裏へ)引っ込んで、逆転したら(ステージへ)戻ってきて」と訴えられ、なんと“途中退場”の憂き目に。たむらは途中から劇場2階の客席へ移動し、熱戦を見守った。

 またこの日、ホークスファンとして、吉本興業のライバル、松竹芸能所属の森脇健児(47)も登壇。森脇は、NGK登壇は初めてといい「ここ(NGK)に立てただけでうれしいです」と、笑顔。森福が延長12回オリックスの攻撃を抑えると、「負けはなくなったー」と、疲れの見える寛平らを尻目に絶叫。ソフトバンクのユニホームを着た森脇は、最後まで元気に応援を続けた。