埼玉県川越市のJR川越駅で8日、全盲の女子生徒が何者かに脚を蹴られる被害にあったとの報道を受け、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏は(67)10日、自身のブログで「憤り通りこして脱力感と悲しさ…」と心境をつづった。

 女子生徒は8日、登校時に白杖を頼りに点字ブロック上を歩いていた際、誰かが杖につまずいて転倒する気配を感じた直後に、右脚ひざの裏側を蹴られ、3週間のけがを負った。

 この報道を受け、尾木氏は「点字ブロック

 白い杖

 目の不自由な方にとっては安全を守る安心の命綱でしょ!

 そこを白い杖つき社会的ケアを信頼しながら歩く女子高生に万一つまづいとしたら…あっ、ごめんなさい!大丈夫ですか?と声かけるのが常識だと思います」とコメント。しかし謝罪や気遣いではなく、蹴るというあるまじき行為があったことに、「先の盲導犬が刺された事件に通低する弱者にきつい現在の日本

 象徴するようでたまりません…」と悲嘆。「怖かった女子高生の気持ち

 痛いほど心に響きます…なんて世の中になったことでしょうか…悲しいですね」とつづった。