ベテラン女流漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今いくよ(年齢非公表)が、胃がんのため治療に専念し、休養することになり、17日未明、所属のよしもとクリエイティブ・エージェンシーが発表した。

 いくよは今月4日、京都市内で行われた京都国際映画祭(10月開催)の記者発表には、相方のくるよ(年齢非公表)とともに出席。関係者によると、その後、同8日ごろから体調不良を訴え、大阪市内の病院で診察、検査を受けていた。

 所属事務所よると、手術や投薬治療など、今後の予定については未定。今月16日からの大阪・なんばグランド花月、同26日の京都・よしもと祇園花月の出番は休演する。

 コンビはともに京都出身で、学生時代からの同級生。高校時代はともにソフトボール部で活躍。いったん会社勤めをしながらも、漫才の世界へ入り、73年にコンビ結成。つねに行動をともにし、取材や仕事も「コンビでしか受けない」などの主義を持っていた。

 この日未明、コンビは事務所を通じて、ファクスでコメントを発表。いくよは「自分自身が本当にビックリしております。これからはお医者様の指示に従い、治療に専念させて頂きます。元気になりましたら、また、皆様に喜んでいただける漫才をしたいと思います」と、当面は治療に専念すると報告。

 相方のくるよは「一緒に漫才をしてきて『しんどい』とか『疲れた』とか、聞いたことがない、そんな元気ないくよちゃんが…」とショックな本音をのぞかせつつ「でも、持ち前の気力と体力で乗り切ってくれると思います。頑張って欲しいと思います」とコメントしている。