演歌歌手松前ひろ子(64)が21日、都内で歌手生活45周年記念コンサートを行った。

 公私に渡るパートナーである夫の作曲家中村典正氏(78)と弟子の三山ひろし(34)が激励に駆けつけた。「これまで長い道を歩き続けられたのも、ファンの皆さまとの出会いがあってこそ。夫に感謝し、三山の成長を楽しみに、これからも声の続く限り楽しく歌っていきます」と感謝の言葉を口にした。

 中村氏が作曲家50周年で三山が歌手5周年。3人合わせて100周年というメモリアルイヤーのステージで、新曲「知床情話」など30曲を熱唱した。

 三山は歌手を志して23歳で上京。松前の経営するレストランでウエーターとして働きながら歌手デビューのタイミングを待っていた。やがて、中村氏の指導を受け、09年6月に「人恋酒場」でデビュー。「デビュー45周年おめでとうございます。記念すべきこの年に弟子としてご一緒できて光栄です」。歌手「三山ひろし」の生みの親に感謝した。