X

 JAPANのボーカルToshl(48)が25日、東京・千代田区の日本外国特派員協会で記者会見を行った。

 自己啓発セミナー団体にマインドコントロールされて10億円以上を奪われたことなどをつづった著書「洗脳」(講談社)の発売にちなんだ会見で、現在は洗脳が解けて新たな1歩を歩み出そうとしていることなどを、約1時間半にわたって説明した。

 10年以上にわたる洗脳期間は、元妻やセミナー主催者による罵声や暴力に耐える日々だったという。洗脳の解けるきっかけは2つあったという。

 1つは、X

 JAPANの存在を「諸悪の根源」と罵倒していたセミナー主催者が、音楽関係者から再結成すれば数億円を用意すると言われた途端に「コロッと態度が変わったこと」。

 2つめが栃木県にあるセミナーの本部で、主催者が女性をはべらせた「ハーレムのような生活をしていて」、かつ「最も新しい家で主催者と元妻が暮らしている」のを目の当たりにしたことだという。「これが一番切れた瞬間だった」と振り返った。

 来月にはX

 JAPANの米国公演が予定されるが、「時が熟した。この年で新たなチャレンジができることに喜びを感じる。歌の状態も声の調子も今が一番いい」と自信を見せた。