上方落語家の桂春蝶(39)が30日、大阪市内で「芸能生活20周年記念特別公演

 桂春蝶

 独演会」を来年2月7日に大阪・フェスティバルホールで開催すると発表した。

 フェスティバルホールでの落語家の独演会は、08年と今年5、6月に行った立川談春(48)に次ぎ2人目。上方落語家では初の試みとなる。「とにかく、ものすごく震え上がりました。いい意味で」。挑戦にあたっては、ただ1人の“先輩”である談春、過去に同ホールで何度もコンサートを行ってきた歌手さだまさし(62)に相談したという。

 同ホールは2700人収容という名実ともに大舞台だ。「襲名披露で1200人×2回はやったことありますけど、それでも2400人。これだけのキャパでやるのは初めてですし。震え上がった内訳はいろいろです。本当にできるのか、どんなネタをやったらいいのかと」と話した。

 大舞台への意気込みから驚きの“公約”も飛び出した。「2700人入らなかったら(阪神2軍本拠地の)鳴尾浜球場から(落語会を)やらせていただきます」。以前からプロ野球阪神ファン。過去に優勝すれば甲子園で落語会を開きたいと“V公約”を掲げたこともある。実現の可能性は不明だが「(阪神2軍監督の)平田(勝男)さんに言ったらやらせてくれると思います。2700人入らなかったら、ファームからのスタート。フェスという甲子園は早すぎたということで、鳴尾浜から始めます」と笑わせた。

 独演会の演目は「芝浜」、創作落語の「約束の海~エルトゥールル号物語~」などを披露する予定。チケット一般発売は11月7日から。