エイベックスが、新規事業として生地ブランド「麻世妙

 majotae」(まよたえ)を立ち上げ、22日、東京・代官山ヒルサイドフォーラムでお披露目会が開催された。同社の松浦勝人社長(50)や竹内成和代表取締役(61)らが、鏡開きを行った。

 大麻布(たいまふ)をベースとした着物や帯、シャツなどのアパレル商品を、百貨店の三越伊勢丹とコラボしてして、来年春の商品化を目指して売り出す。松浦社長が大麻布の質感や肌触りに感銘を受け、約3年半前から商品化に向けたプロジェクトが始動した。

 大麻布は、1948年の大麻取締法や紡績しにくいといった理由から現在、衣料品には、ほぼ使用されていない。だが、縄文時代から衣料品などで日本人に親しまれてきた素材。竹内氏は「文化事業を担う一員としてエイベックスの名前を広めていきたい」と話した。

 エイベックスこれまで多くのヒット曲や流行を生み出してきた。文化を創造しるエンターテインメント企業として、音楽の枠を超えて「日本古来の文化を復興させよう」との思いが込められているという。