シャンソン歌手で料理愛好家の平野レミ(67)が27日に自身のブログで、初めてNHK「きょうの料理」に出演した際、視聴者から抗議の電話が殺到してしまったことを明かした。

 平野は、料理愛好家としてのテレビ番組デビューを「NHK『きょうの料理』が最初だったかな」と振り返る。そこで披露したのは、牛肉とトマトを炒める料理だったそうだが、「いつものやり方でトマトを手でぐしゃぐしゃっとつぶしたの」と告白する。

 放送後、NHKには、「あの下品なやり方はなんだ」という抗議の電話が殺到してしまったという。「NHKのお料理の先生に、私みたいに早口でべらべら言いながら、手でトマトをぐちゃっとつぶす人なんかいなかったから、見てる人はびっくりしちゃったんですね」と語っている。

 もちろんプロデューサーからも注意を受けたが、平野は、「私は私のやり方しかできません」と答え、もうテレビ番組のオファーはないだろうと考えていた。だが、なんと数日後、「ユニークで面白い」と平野の料理番組が話題となった。

 今では普通に料理を紹介すると「面白くなかった」という感想を寄せられてしまうまでになった平野。だが、「料理番組なので、面白いとか面白くないとかじゃなくて、『おいしそうだった』って言われたいわよね」とちゃめっ気たっぷりにつづっている。