文枝、世界一より日本一?

 6代桂文枝(71)が31日、カジュアル衣料品店「ユニクロ」が大阪市北区茶屋町にオープンさせた旗艦店「UNIQLO

 OSAKA」のテープカットに出席し、前日夜に日本シリーズでソフトバンクに敗れ、日本一を逃した阪神を嘆いた。

 「世界最大のユニクロ、オープニングでテープカットに出席させていただいたのは光栄でございますが、心はブルーです」

 同旗艦店は、東京・銀座店、大阪・心斎橋店に次ぐ国内3番目の旗艦店で、キャッチコピーは「大阪最大のユニクロは、世界最大のユニクロだ」。この文字を背にハサミを持った文枝は「タイガースは残念ながら(日本シリーズで)4連敗しまして、その分はこのユニクロで憂さを晴らしていただきたい」とあいさつした。

 文枝は阪神の和田豊監督、山口高志投手コーチらと親交があり、オフには食事会を重ねてきた。シリーズ中も山口コーチとは、メール交換し、エールを送って猛虎日本一を願っていただけに、無念の思いが口をついて出たようだ。

 同旗艦店は、売り場面積が約2840平方メートル。子供服売り場は通常店の2倍以上となる約400平方メートルとし、外国人観光客に対応できるよう、英語、中国語、韓国語に対応できる従業員をそろえている。