フジテレビ系「とくダネ!」のリポーターとしても知られる実演販売士の柏木厚志さんが3日に大腸がんのため亡くなっていたことがわかった。6日の「とくダネ!」で発表された。45歳だった。

 同番組では、「名前で呼ばれたい妻たち」として、夫に突然名前で呼ばれたときの妻の様子を柏木さんが明るくリポートしていた。

 だが、その楽しげなVTRが終了した後、小倉智昭キャスター(67)が「大変残念なお話をしなければなりません」と、柏木さんが3日に大腸がんで亡くなったことを明かした。

 柏木さんは、本人の意思により入院直前まで取材に赴いていた。VTRは10月20日に撮影されたものだったのだが、その翌日、21日に痛みに耐えきれずついに入院となったという。昨年末から今年にかけて一度手術を受けて、その後復帰を果たしたものの、痛みはかなりあったらしい。小倉キャスターは、「彼自身気付いていたと思うのですが、仕事好きな男でしたからね」と振り返る。

 柏木さんがなくなったのは3日午前8時ごろだったそうで、小倉キャスターは、「『とくダネ!』がスタートする時間に逝ったっていうのも、番組を愛してくれた柏木くんらしいなと思っています」「最後の最後まで頑張ってくれました」としのんだ。

 柏木さんは近年、テレビ東京系ドラマ「孤独のグルメ」のオープニングナレーションでも注目を集めていた。