熊本県の人気キャラクター「くまモン」が17日、大阪市中央区の吉本興業で、吉本新喜劇の座長をねらうと“公言”した。くまモンは11年1月、13年12月に新喜劇へゲスト出演しており、今年12月14~18日にも、なんばグランド花月(NGK)で3度目の出演をすることになり、この日、会見した。

 3回目の出演は、ゲストではなく、本格参戦。会見では、座長のすっちー(42)や、新喜劇ですっちーとコンビを組み、乳首をドリルされるパフォーマンスで人気の吉田裕(35)、熊本県出身のレイザーラモンRG(40)らと同席。くまモンは、すっちーに代わり吉田への乳首ドリルに挑戦し、続いて、すっちーからドリルもされた。

 新喜劇伝統のずっこけも披露したくまモンは、言葉を話せないため、体を使ってコメントを発信。それをRGが「(新喜劇出演は)大丈夫。いろいろ策は練ってある。ボケもツッコミも任せろ」と代弁。くまモンは頼もしく、胸をたたいた。自信満々のくまモンに、すっちーは「(乳首芸は)乳首の感度がよくないのか、反応はよくなかったが、ツッコミはパワフル。野性味を感じる強さがあった」と脅威を感じていた。

 新喜劇座長を本気でねらうくまモンだが、年収5億円とも伝わるライバル「ふなっしー」を引き合いに、自らの年収を聞かれると、大きく腕をバツマークに交差させ「(高額は)ないないないない」。

 くまモンは、熊本県営業部長で身分は公務員だが、ふなっしーは船橋市の非公認キャラクターであり、相違点を強調。くまモンは「ふなっしーは個人事業主で、そうかもしれないが、私は(高額収入は)ないです」と訴え、これもRGが代弁して答えていた。