世界中を驚愕(きょうがく)させたあの無敵の父親が帰ってくる!

 しかも“容疑者”となって-。

 シリーズ累計世界興行成績6億300万ドルを記録した「96時間」シリーズの最終章「96時間/レクイエム」が、いよいよ2015年1月9日に日米同時公開となる。

 普段は穏やかで家族思いの父親が、家族に危険が迫った途端、冷酷非情なタフガイに豹変(ひょうへん)し、悪党どもをなぎ倒していくという主人公ブライアン・ミルズの極端なキャラクターが魅力の大人気アクションシリーズ「96時間」。

 ブライアンを演じるリーアム・ニーソン(62)は、近年、本格アクション作品への出演が絶えない。ファンの間で「『エクスペンダブルズ』シリーズに出ててもおかしくない!」と声があがるほどだが、本来は“アクション俳優”としてのイメージはそれほど強くなかった。もちろん、「スター・ウォーズ

 エピソード1/ファントム・メナス」のクワイ=ガン・ジン役などアクション未経験というわけではないが、スティーブン・スピルバーグ監督でアカデミー賞に輝いた「シンドラーのリスト」(93)などのドラマ性の高い作品で評価され、多くの受賞歴を持つ演技派俳優として確固たる地位を築いていたのだ。

 そんなリーアム・ニーソンがアクション・スターとして注目される大きな転機となった作品がこの「96時間」シリーズ!一作目でこれまでのイメージから大きく脱却、意外性のあるキャラクターで世界的大ヒットを飛ばし、続く二作目「96時間/リベンジ」でもその最強っぷりを見せつけた。その後も「特攻野郎Aチーム」(10)や「フライト・ゲーム」(14)など、相次いでアクション映画に出演。深みのある演技と長身を生かした迫力のアクションで、話題作に引っ張りだこだ。最新作「96時間/レクイエム」でもさらにパワーアップした姿でファンを熱狂させてくれること間違いなし。

 リーアムの他にも、アクションで新境地を開き、改めて注目される俳優は多い。先日、代表作「ボーン」シリーズの最新作への出演が明らかになったマット・デイモン(44)は、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」や「プライベート・ライアン」などヒューマン・ドラマで評価された後、「オーシャンズ11」そして大ヒット作「ボーン」シリーズでアクション俳優として開花した。ハリウッドを代表するセクシー女優スカーレット・ヨハンソン(29)も、「アベンジャーズ」、「キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー」のブラック・ウィドウ役や、主演作「LUCY/ルーシー」で華麗なアクションを披露。アンジェリーナ・ジョリー(39)に次ぐセクシー×アクションで、新たな当たり役が増えている。

 派手なアクションはファンにとってもインパクト大!

 今後もアクションへの挑戦で話題を呼ぶ俳優が増えてきそうだ。【ハリウッドニュース編集部】