アイドリング!!!菊地亜美(24)が24日、東京・渋谷のNHKホールで行われたライブで、グループから卒業した。

 08年4月に2期生として加入後、約6年半、同グループで活動。昼、夜と行われた公演には6300人が駆けつけた。夜公演では、自らデザインした白とピンクの衣装で登場すると、ファンからは「あみみ~」と大歓声が降り注いだ。ラストライブは、セットリストも考案。「ありきたりなのはイヤだと思った。なので、みなさんが聞きたい曲は入ってないかもしれません」と笑わせつつ、今年7月のフジテレビ系「27時間テレビ」で、SMAPが行った45分間ノンストップライブも参考にしたという15曲連続メドレーなど、全曲に出演した。

 ライブ中には、番組の司会を務めるバカリズムとフジテレビ森本さやかアナウンサー、OGの谷沢恵里香が花束を持って登場。バカリズムは、「祝卒業

 菊地亜美」と背中に大きく書かれた特注の特攻服をプレゼントするなど盛り上げた。

 大きな「あみみ」コールの中、最後は後輩や先輩、同期から手紙やメッセージを送られると、涙を流した。

 「アイドリング!!!として、メンバーのみんなと仕事をするのが好きでした。甘えたり、甘えられたりが苦手でできなかったけど、最後にこうしてみんなとしゃべれて良かった。私はPVやCDのジャケット写真にもほとんど映ってなかった。でも6年半かけてやっとセンターになったときは、本当にうれしかった。後輩達には端っこでも頑張ってほしい」とエール。「1週間くらい見ないと『消えた』と言われるので、最近見ないねと言われないように頑張ります」とファンにも約束して、ステージを後にした。

 ライブ前には、報道陣の取材に対応。ソロでの歌手活動は?

 と問われると「歌は6年半、何とかごまかしながらやってきたのでないです。以前誕生日ライブでソロで歌っても、全然盛り上がらなかったし」と否定。ライバルは、普段は仲良しの小島瑠璃子(20)といい「私もそこそこなんですが、それ以上に忙しくてうらやましい。やりたい仕事も全部やられているので、どうにかしたいと思ってます」と宣戦布告していた。