お笑いコンビ「テンダラー」が26日、大阪市内で、今月22日に米・ロサンゼルスで行った20周年記念米国単独ライブからの帰国報告会見を行った。

 白川悟実(44)浜本広晃(40)のコンビは、渡米2カ月半前に、英語の勉強を始め、約10分の英語ネタ2本を暗記。米国滞在経験のある芸人、なかやまきんに君(36)案内のもと、15日から米国に渡り、ストリート漫才や、現地のワークショップに飛び入り出演するなどした。

 もともと、英語は話せず、浜本は「先生の録音をずっと聞いてブツブツ覚えた」といい、白川は「音楽のように音で頭に入れました」。本番前に、米国の路上でネタを披露したところ、浜本によると「漫才は2人だけの世界になるから、外国人の客が帰っていった。なので、本番では、英語でお客さんをいらった方がいいと思った」。前哨戦での反省を糧に、本番では客席をいじり、成功した。

 「でも、アメリカに住んでいたきんに君が頼りにならなかった」と、2人。帰国から3年が過ぎ、きんに君は英語を忘れていたようで、きんに君が在米時代に知り合った現地の日本人俳優が、英語でのアドリブ指導に大活躍したという。

 結局、コンビらは米国に8日間滞在。浜本は「8日目ぐらいにやっと、慣れてきた」そうで、2人の次の目標は「全米ツアーです」と話していた。

 コンビはその前に、来年1月25日の大阪・なんばグランド花月から、全国10公演予定の20周年記念全国ツアーを開催。今回の渡米の模様などを収めたDVD「テンダラー

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 MANZAI

 HITS!?」が同2月4日に発売される。

 また、渡米の様子は12月に読売テレビ「情報ライブ

 ミヤネ屋」で放送予定。12月21日には、ABCテレビで20周年記念特番も放送される。