吉本興業は27日、今年12月30日に大阪・なんばグランド花月で東西の人気芸人30組が出演する「第1回

 紅白お笑い合戦」を開催すると発表した。

 所属芸人は圧倒的に男性が多いため男女対抗にはならないが、1~2部では紅組、白組に分かれ、漫才、落語、吉本新喜劇の「紅白寄席」を開催。3部では今年話題になった芸人のネタが中心に披露される予定。同社は「1年間の感謝をこめてお届けするイベントとして、年末恒例の風物詩的な興行に育てたい」と話している。

 第1回の司会は、00年に「ナンダカンダ」で歌手デビューし、同年末にNHK紅白歌合戦にも歌手として出場経験がある藤井隆(42)と、歌ウマで知られる友近(41)。

 藤井は「2014年の最後に、新たに立ち上がったとても楽しそうなイベントに参加でき、うれしく思います。いつも元気な友近さんと一緒に、今年の締めにふさわしいように華やかにお届けしたい」と抱負。友近は「第1回の司会ということで、会社から少しは気にかけてもらってるんだな~と、不思議な感覚でした(笑い)」とジョークを交えてコメントした。

 出場は桂文枝、西川きよし、中田カウス・ボタン、桂文珍、宮川大助・花子、月亭八方、辻本茂雄、博多華丸・大吉、すっちー、なだぎ武、陣内智則、中川家、COWCOW、テンダラー、ブラックマヨネーズ、笑い飯、あべこうじ、佐久間一行、レギュラー、パンクブーブー、ウーマンラッシュアワー、NON

 STYLE、ムーディー勝山、三浦マイルド、AFRA、もりやすバンバンビガロ、シソンヌ、ジョイマン。ほか、シークレットゲストも出演する。

 出場者を代表して桂文枝(71)と西川きよし(68)がコメントを発表。文枝は「笑(ショー)マンシップにのっとり、今年あった暗いニュースの数々を笑いでけちらして、幸多い新年を迎えられるようにがんばることを誓います」。きよしは「皆様には、おおいに楽しんでいただき、お笑いで1年を締めくくっていただきたい。小さなことからコツコツと、楽しんでいただけるイベントにしたいと思っています」と意気込みを寄せた。