6人組アイドルグループ、妄想キャリブレーションが27日夜、東京・台東区の東京キネマ倶楽部でワンマンライブを開催した。

 この日は、胡桃沢まひる(21)の誕生日。Wアンコールの「はじまりがはじまる」を歌唱後、約600人のファンが胡桃沢カラーの「ピンク」のペンライトを上下に大きく振った。「おめでとう~」。会場がピンク一色となり、祝福の声が響いた。「たくさんの方にお祝いしてもらえて幸せです。本当にありがとうございます…。これまでアイドルの仕事は割り切って考えていて、大学院を目指すか悩んだけど、もうちょっと先延ばしにして、みんなの声がある限りはアイドル活動を頑張ります!!」。胡桃沢が、震える声で心境を告白した。

 双葉苗(19)も胡桃沢の誕生日を盛り上げた。MCの場面で、ファンの声援を確認する「1階席~」「2階席~」の声に続けて、「親族~」と呼び掛けた。2階席後方にいたメンバーの親族が、一瞬驚いたが「オォッー」と応え、ファンは大爆笑。胡桃沢が「胡桃沢家は9人も来ているんです」と明かすと、「お父さんコール」が連呼されるという異様な光景となった。

 妄想キャリブレーションは昨年3月、秋葉原のライブ&バー「ディアステージ」に出入りしていたメンバーで結成。「夢に向かって妄想するアイドル」をコンセプトに、同10月に「妄想が止まらない」でデビューした。翌11月の「アイドル横丁新聞杯!!~11月の陣~」で優勝するなど、徐々に知名度を上げている。先月17日には神堂未祐奈が卒業し、雨宮伊織(21)と水城夢子(18)が加入した。

 2人はライブのフィナーレで、メンバーから新体制になってからの1カ月の努力を褒められ、号泣。「泣き虫」と冗談交じりにいじられる場面もあった。ライブでは、新曲「悲しみキャリブレーション」など計18曲を熱唱した。

 同グループは12月24日に横浜市の神奈川県民ホールで行われる「クリスマスライブ2014」に出演する。