女性ファッション誌「美ST」が主催する「国民的美魔女コンテスト」の最終選考会が21日、東京・港区の虎ノ門ヒルズで行われ、第5回グランプリに都内の主婦・箕輪玖美さん(43)が輝いた。

 年齢を感じさせない「外見美」と「知的美」を競う。応募総数1850人、最終選考に残った35歳から48歳の21人から、ほぼ満場一致で頂点に立った。

 グランプリを告げられた瞬間は、驚きの表情で口をおさえ、目を丸くした。その後、ティアラを頭にかけられると、ようやく笑顔がはじけた。「まさか賞をいただけると思っていなかったので、今日は1日楽しむ気持ちでやっていました。楽しませていただいた上に賞をもらえて感謝いたします。全面的にバックアップしてくださった主人や多くの応援してくれた方にも感謝したい」と語った。

 恥ずかしい気持ちもあり、3人の子どもには秘密で出場した。ニュースになったら子どもも「見てびっくりという感じじゃないですかね」とちゃめっ気たっぷりに笑った。コンテストの準備で家事に迷惑をかけたという。子どもには「あとで『ごめんね』と伝えたい」と話した。

 グランプリ特権として大手事務所オスカープロモーションへも所属が決定した。女優夏木マリ(62)が憧れという。「年齢関係なく輝いていらっしゃる。見習いたい」。今後については「いただけた話はできる限りすべてやらせていきたい」と幅広い活動に意欲を見せた。「美ST」の表紙も決まった。

 準グランプリを受賞した都内の会社員、井上美樹さん(47)さんもオスカープロモーションに所属する。