ズーイー・デシャネルやロージー・ハンティントン=ホワイトリーのように今や大人気スターの彼女たちも、高校時代は自分に自信がなかったよう。誰の目にも美しく映る彼女たちだが、昔は自分のことをかわいいと思うことができなかったという。今回は、「高校時代、自分のことをかわいいと思えなかったスターたち」を紹介していく。

 映画「(500)日のサマー」(2009)や人気海外ドラマ「New

 Girl/ダサかわ女子と三銃士」(2012-)などで知られる女優のズーイー・デシャネル(34)は、女優業に加え、音楽活動も行う傍ら、デザイナーとしても活動するなど、ファッション界でも光を放ち続けている。かわいらしい容姿に、色鮮やかなキュートなファッションスタイルが、多くの女性ファンを魅了し続けているが、高校時代は「かわいくない」という理由でつらい生活を送っていたようだ。

 雑誌「マリ・クレール」のインタビューで過去を振り返ったズーイー。「私が知っている人で苦しんだことがない人の多くは、お金持ちだったり容姿がすてきな人たちばかり。みんな、かわいくないことがどんなことなのか理解していないの。他の人に対して、いじわるに接することがいいって思わないけれど、そのおかげでわたしは強くなれたの」と明かした。今では映画やドラマで主役を演じ、多くの人々から憧れられる存在となったズーイーでも、昔の自分には自信が持てなかったようだ。

 トップモデルの一人として活躍するロージー・ハンティントン=ホワイトリー(27)も昔は「ブサイク」だったと英「グラマー」誌に明かしている。15歳当時のロージーは、誰からみてもかわいいとは思えない外見の子だったようで、「トレーナーを着て、髪は三つ編み、そしてメークは濃いめで、とっても細い眉毛をして外出していた」という。極め付きは、「歯の矯正器具もつけていたの」と、当時は少しダサい感じの女の子だったことを明かしている。しかし、今では生まれ持った美貌で、多くの人を魅了している。

 音楽業界で異彩を放ち続ける歌姫レディー・ガガ(28)も、昔は自分に自信が持てなかった女の子の一人。高校時代、ガガは「ブサイクで、大きな鼻の持ち主で、うざい子として、からかわれていた」と「ローリング・ストーン」誌で明かしている。「当時、私はすごく日焼けしていて、みんなから『なんでそんなに焼けているの?なんでそんな髪型しているのよ?学校に来るだけなのに、そんな格好しなきゃいけないわけ?』と言われたわ。尻軽女だとか、いろんな風に言われたわ。学校に行くのが嫌な時期もあった」と、きつい仕打ちを受けていたことを打ち明けている。今では個性として評価されるガガらしさが、当時は受け入れられなかったようだ。

 「ハイスクール・ミュージカル」シリーズ(2006-8)で一躍スターダムを駆け上り、今ではセクシー俳優として知られるザック・エフロン(27)。しかし、「NOW」誌に対し「学校では全然モテなかったんだ」と驚きの事実を明かしている。「僕はオタクだった。185センチでヒゲを生やした人がいるなかで、僕は17歳でやせ細った変な子だったんだ」と過去を振り返る一方、「僕って遅咲きだったんだよね」と続けるなど、今の自分に対しては自信があるようだ。

 最後は女優のサンドラ・ブロック(50)。米ヤフーのインタビューで、「高校は私にとってすばらしいと言える時期ではなかったわ。ちょうどヨーロッパからやってきて、私はとってもゲルマン的だったと言えばいいのかしら。思春期のちょうどど真ん中で、私はみんなから好かれなかった。私はタフだったって思うけど、みんなからみるとあれはただのいじめだったのよ」と、いじめの被害にあっていたことを明かしている。今や大スターとして知られる彼女にも、知られざる苦労があったようだ。

 5人ともに第一線で目覚ましい活躍を続けているが、その原動力に過去のつらい思いが関係しているようだ。昔は自分に自信がなかった彼女たちも、その時に得た経験、そして強さが今の輝く彼女たちを作り上げているのだろう。【ハリウッドニュース編集部】