大阪都構想の実現で大阪の活性化を故やしきたかじんさん(64)と誓い合っていた橋下徹大阪市長(45)が8日、大阪市北区の関西テレビで「たかじん胸いっぱい」の収録に参加し、「たかじんさんとの約束は音楽ホール以外、ほぼ果たせた」と語った。

 たかじんさんは橋下氏にとって、大阪活性化への“ブレーン”的存在でもあり、橋下氏はたかじんさんの生前からたびたび同番組に出演。たかじんさんから、カジノ誘致やJR大阪駅北側の緑地化などの提案を受けていた。

 この日の収録で、橋下氏は「まず、カジノ誘致は(話を)進めましたし、ウメキタ(JR大阪駅北側)の緑を中心とした街づくりも計画がほぼできました」。ウメキタと関空を直結させる「なにわ筋線」の検討も始め「この話を進めることも決まったし、新しい美術館、文化の拠点を作ろうという話も中之島で決めた」などと話した。

 大阪に音響設備にたけた新たなコンサートホール建設を求められた件をのぞき、橋下氏はたかじんさんとの約束を順次、進めていることをアピールした。

 橋下氏の出演分は、17日に放送される。