女優石原さとみ(28)が23日、都内で行われた転職情報サイト「マイナビ転職」の新CM発表会に出席した。

 同年代の周囲が転職に悩んでいるといい、前日にも友人に会食で転職への悩みを相談されたばかり。「いろいろ事情があっても、1人で挑まなくちゃいけない。本気でチャレンジしたら、開ける世界は必ずある」とエールを送った。映画「舟を編む」の石井裕也監督がメガホンを取ったこともあり、「映画の撮影のようでした。集中しやすい現場で、リアルな表情が出たと思う」と振り返った。

 撮影は昨年12月23日に行われた。翌日が28歳の誕生日で、27歳最後の撮影だった。「意識してなかったけど、現場で祝ってくださった。私は何時間後に28歳になるんだなと分かった。仕事納めがこの撮影だったので、印象的でした」。CMは23日から全国で放送開始され、石原は2パターンのCMに出演している。

 イベントにはCMソング「つながるから」を書き下ろした歌手ファンキー加藤(36)も出席した。石原は加藤とは初対面で「いろんな曲に助けられている。『父親のこと考えるときはこの曲』とかもあるんです」とうれしそうに話していた。

 CMのキャッチコビー「本気、だから。」にちなんで、本気になりたいことを問われると、石原は「学ぶ」と答えた。昨年3月、映画「風に立つライオン」のロケでケニアに滞在し、厳しい環境で撮影に臨んだ。「撮影は過酷でしたが、明るく、懸命に全力でお芝居をした。帰りの飛行機の機内でグッときてしまった。本気で頑張れたからこそ、このお仕事を続けていきたいと思った。そのためには外見より中身が伴ってないと、求めてもらえない」と決意を込めた。

 ファンキー加藤は「全国ツアー」と、24日から始まるソロ活動開始後初の全国ツアーを挙げた。「終わるのが7月の頭なので、今年の上半期はほとんど回る。本気だからというワードには、これが付くかなと思う。チケット絶賛発売中です」とPRし、石原を笑わせていた。