評論家の岡田斗司夫氏(56)が9日、自身のフェイスブックを更新。過去に美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長(70)との間にトラブルがあり、また高須氏が交際している漫画家の西原理恵子氏(50)を侮辱する発言をしたとして、謝罪した。

 高須氏とのトラブルは2008年の取材が発端だったという。雑誌のダイエット企画のため岡田氏は高須氏と対談したが、その場で高須氏から脂肪吸引手術を提案されたという。無料での提案だったが、岡田氏は当時、自身のダイエット本を発売していたことから、美容整形のイメージがついてはマイナスと考えこの話を断ったという。

 ただ、この際、断りの連絡は出版社の編集部から高須氏へされたらしく、岡田氏が自身で連絡しなかったことが、“不義理”を嫌う高須氏の逆鱗に触れてしまったようだ。

 

 しかし7年前の話であるにもかかわらず、今回再び騒動が再燃してしまったのは、岡田氏がネット上を騒がせている“愛人騒動”が原因という。高須氏は、岡田氏からこの騒動のための弁護士費用を援助して欲しいとのメッセージをフェイスブックで受け取ったことを明かしている。

 岡田氏は「編集さんの影にコソコソ隠れたりせず、まず、キャンセルを自分でも伝えればよかったと、今でも後悔しています。その後、トラブルになっていると聞いたときも、編集さんに任せるだけでは無く、自分なりに誠意をもって謝るべきだった、と痛感しています」と心境をつづった。

 しかし、高須院長がさらに激怒しているのは、岡田氏が西原氏に対し「ビッチ」と発言したこと。自身のツイッターでも7日に、「『ビッチ』と言われたら決闘を申し込むのが男の作法だ!」と激怒している。当初、高須氏からこの件についてツイッターで問い質された岡田氏は、「言ってない」と言い張ったが、今回、「失礼なことに、僕は自分の発言を本当に覚えていませんでした」と釈明。しかし実際に発言したことについては認め、「対談中の言葉とは言え、『ビッチ』という最悪の表現で西原理恵子さんを侮辱してしまい、西原さんの名誉を傷つけ、高須先生も非常に不快な思いをさせたことをお詫びします。『ビッチ』は最悪の悪口です」と謝罪した。

 最後に岡田氏は「本当に申し訳ありませんでした。高須先生の行為と無償の愛情につばを吐きかけるようなマネをして、反省しています」と謝罪して結んでいる。