タレント遠野なぎこ(35)が10日、自身のブログで、不倫騒動による芸能活動休止から復帰したタレントの矢口真里(32)をかばった。

 矢口は同日放送のテレビ朝日系「ロンドンハーツ」で、13年5月に前夫中村昌也と離婚した原因となった自宅不倫について「失敗しましたね」などと語ったが、遠野は同番組で矢口と共演していた。

 「私、思うんだ…番組で伝えきれなかったから此処で言わせてね。彼女さ、本当にそんなに大罪を犯した?

 勿論ね、失敗は失敗。分かりやすい失敗。不倫は絶対にいけない事。やってはならない事をしたのは紛れも無い事実。ルール違反ではあるよね、表に出ている情報だけで判断するならば。でもさ…たった一度失敗を犯した彼女を責められる位、皆そんな立派に生きてる?

 どうしてそんなに彼女を責められる?

 芸能人だから?

 簡単に復帰した様に見えるからおもしろくない?

 ンな訳ない…簡単だった訳がない。笑いながら心の中で彼女は震えているし、泣いている。少なくとも私の目にはいつもそう映ってるよ。世間様に恥をかいて、カメラの前に立ち笑顔で自虐ネタを披露する事が、どれだけ勇気と覚悟のいる事か…。言っておくけど、彼女のような踏ん張りパワーを芸能人が皆持ち合わせている訳じゃないからね。正直、あの子は立派だと思う。人間の価値を測るのは失敗そのものではなくて、失敗した“その後”でしょ?

 真実の内情を全く知らないけれど…表に出ている情報と彼女の健気な頑張りを見ている限り、私は絶対的にあの子の味方をします。笑っている姿のその後ろにある張り詰めた素顔を見てあげなきゃ。見守って応援をしてあげなきゃ…じゃないのかな、人として。少なくとも、私は同じ立場に立たされた時…彼女のような健気な踏ん張りを出来る自信はありません。そして、私生活が露呈してしまった彼女が何故また復帰出来るかのお話…それはとても簡単な理由。…彼女は沢山の人に愛されているからです。スタッフさんに、共演者に愛されているから今も彼女の居場所が用意されている。ね、そういうシンプルな話なのです。競争の激しい芸能界で愛され重宝される事なんてなかなか無いからね。彼女の人徳と人知れず続けてきた努力なのでしょう。…“イジメ”はやめましょう。」(原文まま)

 さらに「あの子は良い子です。バラエティーに出始めの時、不慣れな私に優しくフォローしてくれた顔は今も昔もそのまんま。カメラが回っていようがいまいが、全く態度が変わらない子です。そういう子だから、復帰出来たんです。私は彼女の健気な姿勢がとても好きですし、尊敬しています」と、自身が知る矢口の素顔を明かした。