人気脚本家で映画監督の三谷幸喜氏(50)最新作、映画「ステキな金縛り」(10月29日から全国東宝系で公開)の完成披露記者会見と舞台あいさつが21日、都内で行われた。

 5作目となった作品に三谷は、「今年は5の数字に縁があります。50歳で5本目の監督。5月に離婚して5カ月が過ぎました」と自虐ネタで笑いを誘い、「興行収入も50億。欲を言えば55億ですね。それに見合った映画になりました」と売り上げ目標を掲げた。

 三谷監督の最高記録は06年に公開された「THE有頂天ホテル」で興行収入が60・8億円、約470万人を動員している。

 会見には主演の深津絵里(38)はじめ西田敏行(63)中井貴一(50)阿部寛(47)竹内結子(31)浅野忠信(37)KAN(48)TKOの木下隆行(39)の豪華キャストが出席。主演の深津は「ふざけたタイトルでもシンプルで、意外な事に後味がやさしい映画になってます」と話し、西田は「見終わると夢見心地な作品になってると確信してます」とPR。三谷作品に初出演した阿部は、「初めての出演でいよいよかと思ってうれしかったです」。ひとり二役を演じた竹内は、「本当に金縛りにあったような映画になりました」とそれぞれ初出演の感想を語った。