スティーブン・スピルバーグ米映画監督(65)が3日までに、読み書きに困難が伴うディスレクシア(読字障害)であることを公表した。「映画が私を救った」と述べ、製作活動を通じ、感じる必要のない恥じらいや罪の意識から救われたと説明。同じ障害のある人たちに「あなたは独りぼっちではない」と呼び掛けた。

 学習障害のある若者向けのウェブサイト「フレンズ・オブ・クイン」上のビデオインタビューで公表した。

 読字障害と診断されたのは5年前。中学では数多くのいじめを受け、当時は読字障害について知られていなかったこともあり、学校からは怠けていると思われたという。