元AKB48の前田敦子(21)が23日、東京・多摩市のパルテノン多摩で行われた「第4回TAMA映画賞」授賞式に出席し、顕著な活躍をした新人女優を表彰する最優秀新進女優賞を受賞した。今年7月公開の映画「苦役列車」でヒロイン役を演じ、「80年代の空気をまとった演技で、今後、息の長い女優として活躍する大きな可能性を感じさせた」と評価された。

 真っ赤なワンピースと黒のハイヒールで登場した前田は、会場のファンから「あっちゃ~ん」「おめでと~」と大歓声を浴びた。賞状やトロフィー、花束を受け取り「こんなすてきな賞をいただけてうれしいです」と笑顔を見せた。

 今後挑戦してみたい役柄については「求めていただければ、いろんなことにチャレンジしていきたいと思います。やっぱり、見てくださっている方の印象に残るような役をやっていきたいです」と話した。

 司会から「今後の抱負とご予定は」と尋ねられると、「ご予定?」と首をかしげ、笑いを誘った。「ご予定」が次回作の出演予定のことだと説明されると、「これからも愛される映画にたくさん出演していきたいと思っています。来年公開予定の映画もあります。これからも頑張ります」と意気込んでいた。