小芝風花(16)主演映画「魔女の宅急便」(清水崇監督)の公開初日舞台あいさつが1日、東京・新宿のバルト9で行われ、小芝が涙で来場者に感謝の言葉を述べた。

 アニメ版がスタジオジブリ製作で、世界的にヒットした人気作。しかも映画初出演で初主演とあって、極度の緊張でステージに上がった小芝は「(観客が)来てくださってるのかな…って。あ、やばい…」と話すと、目に涙を浮かべた。「『楽しかったですか?』と言ったら、みなさんワーと言って下さった。胸がいっぱいでうれしいです」。

 その後はこらえ切れず、ボロボロと涙をこぼしながら、前日、不安で眠れなかった心境などを明かした。そして、徐々に笑顔を取り戻した。「いろんなご意見や感想があると思いますが、どうぞお手やわらかにお願いします」。

 そんな小芝の姿に尾野真千子(32)も目を細めていた。自身も15歳で芸能界入りしただけに、苦労は身をもって知っている。「(小芝は)キラキラしていました。こんなに輝くんだと。私のときは…そうでもなかった」と笑いを誘った。お互い関西出身ということもあり、撮影現場では関西弁で小芝に話し掛け、緊張を解いたという。

 作品は4月17日の香港を皮切りに、シンガポール、インドネシア、ベトナム、ドイツ、スペインと世界7カ国での配給が決定した。小芝は「すごい。海外で上映してくださるとは聞いていたんですけど、そんなにたくさんですか。いやぁ~ホントにありがたいです。もうホントに…」と何度も頭を下げた。

 ほか広田亮平(17)寿美菜子(22)清水監督が登壇した。