女優吉永小百合(69)最新作「ふしぎな岬の物語」(成島出監督、10月11日公開)完成報告会見が16日、東京・グランドプリンスホテル高輪で行われた。

 8月21日にカナダで開幕する、モントリオール映画祭のワールドコンペティション部門に出品が決定しているが、吉永と阿部寛(50)が同映画祭に参加すると発表した。

 吉永は、劇中で阿部が演じる浩司と阿部の出演作「テルマエ・ロマエ」に引っかけて「テルマエ浩司さんと2人で行くことになりました。この作品をしっかりアピールしてこようと思います」と笑顔で宣言。阿部も「テルマエ浩司です。吉永さんとご一緒させていただく。いい結果になればいいと思う」と笑みを浮かべた。

 この日は吉永と阿部のほか、竹内結子(34)と笑福亭鶴瓶(62)も出席。2人は仕事のスケジュールの都合で、映画祭に参加できないことを残念がった。

 竹内は「モントリオールに出品が決まったのは、すてきなこと。あわよくばついていって、いい思いをしたかった」と言い、吉永らを笑わせた。09年に「ディア・ドクター」で同映画祭に参加した鶴瓶は「(モントリオールの人は)日本人の感覚に近い。この作品は、温かく受け止めてもらえると思う。行きたいですけど…」と好結果を期待した。

 モントリオール映画祭は、8月21日(現地時間)に開幕。吉永と阿部は、「ふしぎな岬の物語」の公式上映が行われる同29日に合わせて現地入りする予定。授賞式は9月1日夜(日本時間2日早朝)に行われる。