お笑いトリオ森三中の大島美幸(34)が8日(日本時間9日)、カナダ・モントリオールで行われているファンタジア映画祭で最優秀女優賞を獲得した。

 初主演映画の「福福荘の福ちゃん」(11月8日公開、藤田容介監督)での受賞で、大島は同作で「年齢=彼女いない歴32年の福田辰男」を演じている。役作りのために丸刈りにしたことも話題で、5月から妊娠を目指して休業中の大島は「男役なのに、女優賞。なんか不思議です」とコメントした。藤田監督は「男性の役を女性が演じるというのは、リスクの高い懸け。そんなギャンブルに大島さんを巻き込んでしまい、自分としては大島さんに絶対に恥をかかせるわけにはいかなかった」と、胸をなで下ろしていた。

 同映画祭は、96年に始まったアジア映画にスポットを当てた映画祭。日本人の最優秀女優賞は、09年の満島ひかり(「愛のむきだし」)以来だった。