歌舞伎俳優市川海老蔵(36)が23日、東京・新宿バルト9で行われた主演映画「喰女-クイメ-」(三池崇史監督)初日舞台あいさつ後、劇場のロビーで、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者支援のため世界中で行われている啓発チャリティーイベント「アイス・バケツ・チャレンジ」に挑戦した。

 熊本県のゆるキャラ・くまモンに指名されて行ったもので、海老蔵はスーツのジャケットを脱いだ状態で、バケツの中の氷水を豪快に頭からかぶった。その後、自身の思いを語った。

 「ALSについて私も知らなかった。調べさせていただいた。本来なら指名するというのがあるけれど、こういう行動がネガティブに捉えられることもある。私は、あえて指名せずに、この行動を見ていただいた方が、ALSという病に寄付する方向に結びつけばいいなと思ってやらせていただきました」

 舞台あいさつでは、上映後の舞台あいさつにもかかわらず、「お手柔らかに、最後まで眠らずに見て下さい」と、上映前と勘違いしてあいさつ。周囲から上映後だと聞かされると「あっ、そう!

 ご覧になった後?

 どうもすみません」と謝罪。三池監督から「(あいさつ前の)打ち合わせを、全く聞いてない」と舞台裏を暴露され「ははは、そうすか。すみません。よろしくお願いします」と平謝りした。その後も、あいさつ中に幾つか、間違いを繰り返し「俺、今回、いろいろ…全部、間違っていると言っても過言ではない」と苦笑した。

 この日は海老蔵と三池監督のほか柴咲コウ(33)中西美帆(25)根岸季衣(60)が参加した。