俳優伊勢谷友介(38)が25日、東京・丸の内ピカデリーで行われた日韓合作映画「ザ・テノール

 真実の物語」(キム・サンマン監督、10月11日公開)完成披露試写会に参加した。

 伊勢谷は、主演のユ・ジテ(38)演じる甲状腺がんで声を失いながら奇跡の復活を果たした世界的歌手ベー・チェチョルを支えた日本人プロデューサーを演じた。感動的な実話の映画化作品で、伊勢谷は撮影現場で何度も“本気泣き”したという。「(作品に)心酔し過ぎ、キム監督から『泣き過ぎだ!!』と怒られました」。

 現在、日韓関係は、19日に森喜朗元首相が朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談し、安倍晋三首相の親書を手渡すなど関係改善の動きが進められている。10月2日開幕の釜山映画祭パノラマ部門に出品されたことを受け、伊勢谷は「韓国の中でも、そんな(韓国人を支えた)日本人がいたことを知っていただき日本(の印象)が変わるきっかけになれば」と、文化面から両国関係正常化のアシストが出来ることを期待した。