俳優大泉洋(41)が25日、大阪市内で主演映画「ぶどうのなみだ」(10月11日公開)の一般試写会で舞台あいさつに三島有紀子監督とともに登壇。持ち前のマシンガントークで、場内をわかせた。

 映画は北海道の自然を背景にワイン作りに情熱を燃やす男の喜び、苦悩を描いている。ただし、大泉演じる主人公アオはとても無口でストイック…。「三島さんはなぜかいつも本当にしゃべらない役をくださる」と、12年公開「しあわせのパン」でも脚本を担当した三島監督に疑問を投げかけ「私のしゃべりでなく、顔にこだわってくださるのは三島さんだけ。他の監督はボクがどんだけブサイクに映っていても一切気にしない」と言い、観客の笑いを誘った。

 また「映画の中のボクはほとんどしゃべりませんので」と、その“反動”のように舞台あいさつ約20分間は、三島監督や司会者に頼らず、マイクをほぼ独占した。内容は映画のPR以外にも「私は1日に何回か、う●ちをする」という下ネタから「大阪は外国。民族性が違う。こんなに楽しみ上手な人たちはいない。でも、舞台とかを見に来たら、すごくうけてくれるのに、アンケートには意外に辛らつなことを書く」など大阪人の分析まで。話題があちこちに飛びまくる大泉節全開だった。