俳優成宮寛貴(32)が、自主映画の年間表彰「ぴあフィルムフェスティバル」の最終審査員を務め、都内で25日、行われた表彰式に出席した。

 普段は演じる立場だが、今回は勝手が違う映画を評価する立場になった。「選んでいるのに、選ばれているような感覚だった」。

 自ら選んだ審査員特別賞には、「人に非(あら)ず」の矢川健吾監督(26)を選出。「今回、(審査員に)携わって視野が広がった。新しい監督たちから刺激を受けて、俳優としていい仕事ができるよう頑張る」と話していた。

 「ナイアガラ」がグランプリに選ばれた。早川千絵監督(37)は「素人同然のスタッフと私が集まり、役者さんにお願いしてできた映画。評価されてうれしい」と感謝を述べた。グランプリ、準グランプリ、審査員特別賞(3作)の計5作は、10月23日開幕の東京国際映画祭でも上映されることが発表された。